多孔質セラミックスとは、内部に無数の気孔(ポーラス)があるセラミックスです。
ポーラスがあることで熱伝導率が低くなり、また軽量な素材になります。
通気度が極めて高いことから焼成工程のセッターとして用いることで、優れた焼成品質が得られます。
フェライト基板などのセラミックス製品や金属粉末射出成型(MIM)製品の焼成工程における「脱バインダーの促進」や「多段積みによる焼成効率改善」などで当社の多孔質セラミックス基板が多くの実績を有しています。
【特徴】
【用途例】
当社の持つ「材料混錬から塗工・焼成の一環プロセス」の特徴を活かして、多様な機能性セラミックスを提供しています。
多孔質セラミックス基板はその代表例の一つです。
「ポーラス構造」は、通気性・脱媒性など焼成用治具に適しているだけでなく、気体・液体用フィルトレーションなど環境分野でも期待が高まっています。
お客様の種々のご要望に対して、社内一貫プロセス対応の強みを活かして多様なカスタム対応にお応えします。
詳細な技術的内容については「当社技術の紹介」をご覧ください。
多孔質セラミックスのSEM写真
多孔質薄板(0.28~1.0mm)により炉内積載効率の改善が可能です。